TontonSystem

TontonSystemのメールマガジン集
民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策

第144号 2008年09月04日 「2割の法則から考える(その1)」

---TontonSystemのメールマガジン 第144号--------------------------------
   
  ★ 民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策
     日本発のグローバルスタンダードへ!

        2008年09月04日号(不定期発行)

---------------------第144号の目次--------------------------------------

 1 今回のコラム
  ■ 福田首相の辞任記者会見から考える
  ■ 2割の法則から考える(その1)
 2 次号(第145号)の予告
  3 TontonSystemとは
  4 TontonSystemのホームページ
  5 利用配信システム
 6 登録・解除・アドレス変更
  7 バックナンバー
 8 注意事項

------------------------------------------------------------------------

夏休みが終わった次の日に辞任の記者会見とは「悪い冗談」ですね。
筆者は福田さんの「人ごとのような話ぶり」が実は好きだったのですが。

1 今回のコラム

■ 福田首相の辞任記者会見から考える

福田さんを辞めさせて新しい顔で選挙という噂は確かに一部には流れていたが、
まさか防災の日の夜に辞任記者会見が急遽行われるとは驚いた。何しろこの日は
多くの国民が防災訓練の指揮を執る作業着姿の福田首相をテレビで観たはずだか
らである。

記者会見でのいつもの「人ごとのような話ぶり」は変わらないが、それでも悔し
さは感じられた。

居抜き内閣から1か月前に自前の内閣を作り、これから再スタートという時期に
足を引っ張ったのは公明党及び公明党と組んだ自民党の一部と思われる。福田首
相の悔しさは彼らに向けられたものだろう。

マスコミでは衆参ねじれ国会が辞任の大きな原因と言っているがそれは今回直接
的な原因ではない。衆議院で三分の二の絶対多数を有する与党にとって国会が紛
糾しても法案を通すことは可能だ。事実いままで強行採決してきた。

支持率低下も辞任の原因にはならない。もっと低い支持率の首相もいたからであ
る。では何故辞任したかである。公明党が福田降ろしに動いたからである。与党
である公明党が衆議院で三分の二の絶対多数を脅かしたのである。

では何故公明党が動いたのだろうか。選挙戦術として福田首相ではまずいからで
ある。強い選挙基盤を持つ公明党は逆にそれが弱みにもなっている。

そのため連立を組む自民党に負けてもらっては困る。一番まずい展開は政党再編
により与党からはじき飛ばされることである。公明党は常に与党内に残ることが
党是なのだ。

以上のことはネットでは常識だが、テレビ局は報じない。テレビに出ている自民
党議員も絶対言わない。選挙で公明票が欲しいからである。

マスコミでは福田首相はすでに過去の人であり次の首相が誰になるか大騒ぎであ
る。地味な福田首相ではテレビ映りが悪い、やはりパフォーマンスの良い人が適
任であると。

筆者に言わせれば「ファンが飽きる前にパチンコ台のデザインを換える」のとか
わらないと思うが、それでも目先が変わればファンをつなぎ止めるには有効とい
うことだろう。

こうして与党とマスコミがグルになってお祭り騒ぎを演じるだろう。小泉さんの
「自己責任論」は正しいと納得してしまう今日この頃である。

なお、当ホームページの「もうそう日記 No.308」に替え歌を掲載しましたので
是非ご覧ください。


■ 2割の法則から考える(その1)

縁側から部屋の中へ入るアリの行列を発見した。行列は部屋に入る列と部屋から
出る列があり、車線で言えば上下二車線と言ったところか。さて部屋の中を見て
みるとそこには猫のエサ場がありキャットフードが茶碗に盛られている。アリの
行列はこのキャットフードが原因だった。

アリの行列を眺めていると、アリにも働き者とそうでない者がいるという話を思
い出した。そこでしばらく眺めていると確かに手ぶらで帰るアリがたくさんいる。
一方で自分の体くらいのエサをヨタヨタしながら運ぶアリもいる。

「サボるアリ」は最初から行列に加わらなければ良いと思うのだが、例えて言え
ば出勤時間は守るが会社では働かないサラリーマンのような感じもする。
 
この働くアリと働かないアリの比率は8:2とか言われるが、実際眺めていると
1:9くらいの感じだった。アリの好みとキャットフードの関係が分からないので
何とも言えないが手ぶらで帰るアリが大変多かった。

働くアリの比率は組織論でよく使われる。もう少し分類すると、よく働くアリの
比率は2割、普通に働くアリは6割、働かないアリは残り2割という。これが
2:6:2の法則とも言われるものである。

サラリーマンで言えば、言われなくても自分で考え積極的に働く者が2割、言わ
れたことはまーまーやるという者が6割、言われたことも満足にできない者が2
割になる。

筆者がサラリーマンのとき研修会で人事課長からこの話をされたとき自分は当然
上の2割に入ると考えた。今になって冷静にみれば6割の中にいたというのが正
解だと思う。人によっては下の2割だという人もいるかもしれない(冷汗)。

研修会に集まった人が仮に100人とすれば20人の人は積極的に研修プログラムに
参加し60人の人は興味があるときだけ参加し、20人はほとんど居眠りしているこ
とになる。周りを見回すとこの説にはある程度説得力がある。

この研修に参加した人がそれぞれ自分の職場に戻ったときはどうだろう。先ず自
分の部下を評価するだろう。そしてなるほどと納得する人が多いと思われる。

この2:6:2の法則は科学的な法則ではなくあくまで経験則らしいが母集団が
正規分布していると考えるとグループを大雑把に三つに分けることは簡単である。
だから多くのケースで成り立つのだろう。

さてここで問題になるのが次のようなアリさんの話である。出所がイマイチ不明
なので都市伝説のような気もするがかなり一般化されている話である。

よく働くアリだけを集めてみると、なんとよく働くアリはそれらの2割であり残
りの8割は普通のアリと働かないアリに変身し、逆に働かないアリを集めてみる
と今度はそのうちの2割がよく働くアリに変身するという。

これが集団生活をする生物の摂理かどうかは分からないが、サラリーマンの集団
にも適用できそうである。ただしこの集団は個々のサラリーマンが異なる分野で
の得意な能力を持つプロジェクトチームのようなものではなく営業なら営業、開
発なら開発と同じグループに所属するものとする。

例えばできるサラリーマンを集めた場合、この集団でもリーダー層は自然に生ま
れると思われる。似たような集団なので他の者が自分より優れているか、劣って
いるかすぐに判断できる。この能力差や人間関係が基になってリーダーについて
いく層とあまり従わない層に分かれるだろう。この比が2:6:2の法則になる
かもしれない。できない層を集めた場合でも同じようなことが起きるだろう。

ところで筆者はトントンシステムのまえがきで「アリとキリギリス」の寓話を基
に現状を分析した。このため「働きアリの法則」はなんとなく気になっていた。

筆者はアリさん達に雇われる側の人、金儲けの下手な人、政治経済にあまり関心
のない人をイメージし、キリギリスさん達に雇う側の人、金儲けの上手い人、政
治経済に関心の高い人をイメージしている。

言い換えればアリさん達はいわゆる庶民層、キリギリスさん達は政治家や官僚、
並びに資本家や経営者層などである。個別には例外も多いが全体的には大きく二
つに分けられると思う。

アリさん達の世界では以前より格差が広がっている。よく働くアリさん達は普通
のキリギリスさん並の収入や資産を有していると思われる。しかし普通のアリさ
ん達は収入が減少し将来に大きな不安を抱えている。働かないアリさん達はその
日暮らしである。アリさん達は数は多いがバラバラである。

アリさん達の集団に2:6:2の法則が成り立つならキリギリスさん達の集団に
も成り立つはずだが現状はどうだろう。

よく働くキリギリスさん達はグローバル市場経済の中で国際企業としての地位を
築いている。また普通のキリギリスさん達は中小企業として日本経済を支えてい
る。働かないキリギリスさん達は粉飾決算したり、株価操作してなんとか誤魔化
しているが多くはいずれ倒産するだろう。

なお、政治家や官僚もよく働くキリギリスさん、普通のキリギリスさん、働かな
いキリギリスさんに分かれる。しかし注意すべきことは政治家や官僚が「よく働
く」のは多くの国民に対してか、それとも自分達のためなのか、判断が難しいこ
とである(笑)。

キリギリスさん達がアリさん達と大きく違う点は結構仲が良いということである。
政・官・財だけでなくマスコミも加わった強力な仕組みが出来上がっている。

これを理解しているアリさんは少ないと思われる。しかも理解しているのはよく
働くアリさん達が多いだろう。

  続く

-------------------------------------------------------------------------
2 次号(第145号不定期発行)の予告
  「2割の法則から考える(その2)」
  
-------------------------------------------------------------------------
3 TontonSystemとは
  TontonSystemとは民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と
  その具体的方策です。TontonSystemを理解するには、現状の民主主
  義と資本主義の問題点、そして経済原則とは何か、市場原理とは何
  か、を理解する必要があります。TontonSystemは、現状ではハード
  ルはかなり高いですが、やるだけの価値はあると思います。
  ★TontonSystemの全文はホームページに記載してあります。

-------------------------------------------------------------------------
4 TontonSystemのホームページ
  TontonSystemのホームページも是非ご覧ください。
  TontonSystemのホームページはリンク自由です。
  ■トップページ http://www.tontonsystem.com
  ご意見・ご感想・ご質問等は下記アドレスまでお願い致します。
  ■メールアドレス take3@tontonsystem.com

-------------------------------------------------------------------------
5 利用配信システム
  このメールマガジンは下記の配信システムを利用しています。
  ■まぐまぐ http://www.mag2.com(マガジンID:0000098619)
  ■ melma! http://www.melma.com(マガジンID:m00075850)
  
-------------------------------------------------------------------------
6 登録・解除・アドレス変更
  下記のURLで行ってください。いずれもメールでの解除はできません。
  ■TontonSystem  http://www.tontonsystem.com/page068.html
  ■まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000098619.htm
  ■ melma! http://www.melma.com(マガジンID:m00075850)
  

-------------------------------------------------------------------------
7 バックナンバー 
   バックナンバーは下記のURLで読むことができます。
  ■TontonSystem http://www.tontonsystem.com/page068.html
  ■まぐまぐ  http://backno.mag2.com/reader/Back?ID=0000098619
  ■ melma! http://www.melma.com(マガジンID:m00075850)
  
-------------------------------------------------------------------------
8 注意事項
  ★このメールマガジン記載の情報によって損害が生じたとしても
  責任を負えませんので事前にご了承ください。
  ★このメールマガジンは、自由に配布していただいて結構ですが、
  配布される場合は、メールマガジンの全文をそのまま配布して
  ください。事前の許可なしに改変および他のメディアへの転載
  などはご遠慮ください。
-------------------------------------------------------------------------
 ★発行者 孟 宗竹 ■メールアドレス take3@tontonsystem.com
          Copyright(C)2002 孟 宗竹





トップへ
戻る
前へ
次へ


Copyright(C) 2002孟 宗竹 All rights reserved.