| 第134号 2006年09月18日 「新しいネットジャーナリズムとは その3」
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――TontonSystemのメールマガジン 第134号―――――――――――――――
★ 民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策
日本発のグローバルスタンダードへ!
2006年09月18日号(不定期発行)
---------------------第134号の目次-------------------------------------
1 今回のコラム
■ 日本版オーマイニュース創刊から考える
■ 「公務員叩き」と「視聴率」
■ マニュアル社会だが
2 次号(第135号)の予告
3 TontonSystemとは
4 TontonSystemのホームページ
5 利用配信システム
6 登録・解除・アドレス変更
7 バックナンバー
8 注意事項
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1 今回のコラム
先ず、「長い夏休み」を取りましたことをお詫びします。
当HP上の「もうそう日記」は細々と書いておりましたが、当メールマガジンは
なかなか気合いが入らず発刊できませんでした。
何故、気合いが入らないか、あの人が総裁選で圧勝しそうですから(笑)。
では本題です。
■ 日本版オーマイニュース創刊から考える
●日本版オーマイニュース(以下オーマイニュースと呼ぶ)がついに8月28日創刊された。筆
者の印象では基本的なスタイルは「JANJAN」とほぼ同じである。「JANJAN」が「本家」に刺
激されて誕生したのだから似ているのは当然かもしれない。
ネット上ではオーマイニュースに対して創刊される前から多くの批判が出ている。その内容
は「JANJAN」に対するものと基本的には同じである。ただし、筆者からみればこれらの批判
は批判だけで終わっており、そこには建設的な意見や提案等はほとんどみられない。
オーマイニュース、JANJAN、つかさネット新聞、そしてMyNewsJapanなど「ネット上の新聞」
は多い。まだどれも成功したネットメディアとは言えないが、少なくとも「世の中を良くしたい」
という編集者の熱意は感じられる。
しかしネット上に多くみられる批判は「’世の中を良くしたい’のはプロ市民のたわごと」として
最初から拒絶されたものが多い。匿名社会は論理より感情で先ず動くらしい。これでは議論
が噛み合わない。
ところでオーマイニュースでは「炎上」騒ぎがあった。2ちゃんねらーのやらせか、それともそ
れを承知の「釣り」なのかここでも大騒ぎである。
筆者には当然わからないが、一番後発のオーマイニュースが無防備とも思えず、名より実を
取ったのではないかと思っている。すなわちアクセス数を優先させたのだろう。例えで言え
ば、TBSの例のボクシング試合と同じである。
価値のないサイトなら覗きに行かなければいいのだが覗いてはアクセス数を増やしている。
これではオーマイニュースに貢献していることになるが、覗かずにはいられないようである。
●ネットには無数のサイトが存在する。だからポータルサイトや検索エンジンが必要になる。
さらにRSSリーダーを利用すれば効率よく情報を収集することができる。つまりネット上で多く
の情報を得ることはたやすくなっている。
このような環境下でネット新聞の存在意義を分かり易く説明するのは難しい。
しかし世の中暇人ばかりではない。筆者は時間に余裕がある方だから日に千件の情報に当
たることは可能である。しかしタイトルと数行の説明だけでなく本文を読むのはせいぜい30件
止まりである。
筆者のRSSリーダーには独立した個人サイトの登録数は少ない。つまり大きな情報サイトが
主である。個人サイトは検索エンジンを元にネットサーフィンしていて偶然見つけたものと大
きな情報サイトからの「紹介」によるものである。
もちろんブログ全盛の今、ブログから関連するブログを辿ることはできる。しかしこれが結構
時間がかかる。しかも日記風だからいまいち質に欠ける。その点、ネット新聞は色々な情報
を見やすく整理してくれているので時間の節約になる。
個人が構成したRSSによる「個人向け新聞」は固定化の恐れが生じるが、ネット新聞では多
くの人の意見が読めるので固定化の心配は少ない。ただ、ネット新聞のコメント欄が常連さ
んで固定化されているのも事実である。
意見が違う人の記事でも、真面目な記事なら必ず一理あるのでどう解決策を考えるか答え
が出ずとも頭の体操になる。コメント欄で「突っ込む」よりも自分の意見、提案は堂々と記事
にして掲載するのがフェアと言うものである。
●オーマイニュース、JANJAN、つかさネット新聞、そしてMyNewsJapanなどの編集方針は
「リベラル」と感じる。しかし右よりの人からみればリベラルも左側に見えてしまう。
たしかに記事には左よりの人からの投稿と筆者も感じるときがある。しかし同様に明らかに
右の人が書いたという記事もある。
それはそれで良いのだが、リベラル色の記事が多ければ右の人からは編集が左に偏向して
いると映るだろう。でもこれはしかたがないことである。要するにリベラルな方針で運営され
る新聞なら記者も読者もリベラルな人が集まってくるのは自然である。
その意味では「市民新聞」と名乗らず「リベラル新聞」と立場を明確にした方が良いかもしれ
ない。なにしろ右の人からみれば市民と言う言葉は「プロ市民」を指すからである。逆からみ
ればリベラルな人は「’市民’はリベラルなはずだ」と勘違いしているかもしれない。
要するに、右の人は右の、左の人は左の、リベラルを自認する人はリベラルのネット新聞を
作ればよいだけである。万人向けの新聞などあるわけがない。
ただしそうなると、企業の「冠」のついたネット新聞では無理である。企業は建前としてはすべ
てお客様だからである。その意味で新しいネット新聞のビジネスモデルを考える必要があ
る。これが難しいのだが考えるしかない。
●ところでリベラルと言ってもあいまいで何を指すのかと「突っ込み」が入りそうである。リベ
ラルも国により異なり、また同じ国でも個人により受け止め方は同じではない。
筆者は、相手の言うことにも一理あるのだから双方の妥協点を探ろうとする行為が重要と考
える。トントンシステムが「民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策」なのもこの
考え方が基礎になっている。
しかしそれが通れば「世の中、警察も軍隊も戦争もない」と厳しい批判が来るだろうが、それ
を言っちゃおしまいだ。ただし筆者は理想主義者ではない。むしろ現実主義者である。しかし
それでも世の中良くしたいと思っている。
しかし小泉首相の基本理念である「弱肉強食と自己責任」は自然の摂理であり、これをいか
にコントロールするかは大変難しいことである。そこで筆者はコントロールのひとつとしてトン
トンシステムを提案している。
マスメディアの恣意的な情報操作に誤魔化されない情報を得ることが可能な時代になった。
しかしそれを判断する能力は時間がかかる。
15〜20年後、日本は大変な時代を迎えると予想している。先の敗戦のような深刻な時代を
迎えないと多くの人は気がつかないだろう。これも自己責任だがそれを言っちゃおしまいだ
(笑)。
●次に「もうそう日記」から本コラムに関連するものをここに転載する。すでに読んだ方には
重複するがご了承願いたい。
■[188] 「公務員叩き」と「視聴率」 2006/08/06
相変わらず、テレビでは「公務員叩き」番組が多い。駄目な公務員が多いのはその通りだ
が、ポイントがずれている。
公務員は役所という会社の「従業員」にしかすぎない。社長と役員は有権者という株主から
選挙で選ばれた首長と議員である。高級官僚といえども会社の代表権を持たない部長にす
ぎない。
実態はどうであれ、間接民主主義社会の建前は上記の通りである。
しかしマスコミが批判するのは部長以下の従業員である。官僚が好き勝手にできるような法
律や条例を通したのは有権者の代表である首長と議員である。
しかるに番組の参加者が「有権者責任」の話を始めると司会者は話題を変えようとするし、
参加者の多くは番組の「空気」を読むから深入りはしない。
本質を厳しく批判しなければ意味がないのに「従業員」ばかり批判しているのは視聴率稼ぎ
のためだろう。つまり視聴者が「馬鹿」とは言えないからである。
その意味で、この手の番組を観て怒っている視聴者兼有権者は二重に踊らされていること
になる。しかし毎日「ガス抜き」されていれば、民主主義とは何かという本質が見えなくなるだ
ろう。
「有権者責任」を全面的に出せば政府に対して「宣戦布告」するようなものだから勝ち組であ
るテレビ局がするわけがなく、ポーズだけでお茶を濁すのである。
その意味で「有権者責任」を明確に打ち出せるようなマスメディアが必要になるのだがまだま
だ道は遠い。
追伸
ボクシングのタイトル戦の視聴率が50%程度もあり、さらに試合結果に対する抗議が数万件
もテレビ局に来たということで二度びっくりである。
この試合は観ていないので感想はコメントできないが、要するに多くの視聴者が「釣られて」
観たということなのだろう。それだけ関係者の前宣伝が上手かったということである。
多くの批判が出ているが、視聴率が稼げれば「すべてOK」である。
これはそのまま選挙にも当てはまる。勝てば官軍である。
民主主義とはそういうものである。
■[190] マニュアル社会だが 2006/08/14
振り込み詐欺、住宅リフォーム詐欺、耐震偽装、インサイダー取引、カルト教団、瞬間湯沸
かし器不正改造、プール設備の不備、官庁の裏金工作、そして児童虐待と殺人事件、次か
ら次と話題はつきない。
マニュアル社会と言われて久しいが、安全に対する意識は浸透せずむしろ希薄になってい
ると思われる。つまりマニュアルがあっても形骸化し中身は理解されていないのである。
今や製品を買えば、マニュアルの先頭には「警告や注意事項」が大量に記載されている。そ
こには「ジョーク」と思えるような内容まで真面目に並んでいる。昔はこのような注意事項はな
かったがいつの間にかアメリカ並になった。
よく日本の鉄道等のアナウンスは過保護でうるさいと言われるが、マニュアルに関してはアメ
リカの方が過保護でうるさいのである。これも他民族国家による訴訟社会だからだろう。
メーカーとしてはマニュアルに「警告や注意事項」を記載しておけば少なくとも裁判では有利
である。後は企業イメージを悪くしないように配慮すればいいだけである。
しかし、多くのユーザーはマニュアルを読まない、もしくは読んでも拾い読みで「警告や注意
事項」の主旨を理解しない。
例えば、瞬間湯沸かし器なら最重要事項は「ガス漏れ」と「換気」だと思われる。どちらも生
命に関わるからである。これは瞬間湯沸かし器の本質的な構造を理解しないと頭に残らな
いものである。つまりマニュアルの「操作方法」だけを読んでいると忘れる可能性が高くなる
わけだ。
屋内の瞬間湯沸かし器は室内の酸素を大量に消費する、だから必ず換気しながら使用する
というのは昔は常識だった。それがどういう訳か今では希薄になった。ましてや安全装置を
外すのは論外なのだが現実には起きている。安全に対する意識の欠如が何故こうまでも生
じているのか、その原因を検討する必要がある。
そう言えばテレビが見せるパフォーマンスや新聞雑誌の見出しだけで判断する国民も増えた
ような気がする。要するにパンフレットの「写真」で判断し、マニュアルを読んで判断する人は
少ないのである。
少子高齢化を迎える日本、「自分で考えない人」が増えればそれだけ将来の「誤算と失望」
は大きいだろう。その結果何が生じるのか、考えると怖くなる。
★「もうそう日記」のバックナンバーはすべてHP上で読むことができるので是非ご覧願いた
い。
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2 次号(第135号不定期発行)の予告
「Web2.0的なアプローチ」や「視聴率」について検討する予定。
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3 TontonSystemとは
TontonSystemとは民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と
その具体的方策です。TontonSystemを理解するには、現状の民主主
義と資本主義の問題点、そして経済原則とは何か、市場原理とは何
か、を理解する必要があります。TontonSystemは、現状ではハード
ルはかなり高いですが、やるだけの価値はあると思います。
★TontonSystemの全文はホームページに記載してあります。
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4 TontonSystemのホームページ
TontonSystemのホームページも是非ご覧ください。
TontonSystemのホームページはリンク自由です。
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